ダンシング・オールナイト三重34時間実戦(前編)

やーまるのぼやき

Bタイプをご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。

昨年も読者の皆様には様々な形で当サイトを応援していただき大変感謝しております。

本年もBタイプ並びにメンバー一同が死ぬ気でパチスロを楽しんでいる姿をそっと見下していただければ幸いです。

さて、年末年始と言えばゴールデンウイーク・お盆休みと並ぶ三大回収期ですよね。

平常より客足が多い分、より多くの利益を出そうとパチンコ屋がユーザーを殺しにかかってくるシーズン。

しこたま負けたという読者の方も少なくないでしょう。

中でも年に一度だけ大晦日から元旦にかけて約38時間ぶっ通しで営業する三重オールナイトは全国から頭のネジが外れて折れてしまったギャンブラー達が一同に集結する大回収イベント。

ベタピンだろうが何だろうが関係ないと言わんばかりにブン回す猛者たちのお陰で、三重県のホールは一年の三分の一の利益をたった38時間で確保出来るとか出来ないとか。

そんな三重オールナイトですが、企画にこそしていないものの我がBタイプメンバーも当然参戦しており、2015年末にはやーまる・バシバ・KENTAの3人が凱旋のユニメモ回転数ランキングでトップ5入りするなどしました。

あの空間を一度体験すると病みつきになる人もいる反面、もう二度と行かないと決意する人もいるのがオールナイト。

決して良いことばかりではない、むしろキツいことの方が多いです。

低設定をひたすら回すのに必要な財力、並びから閉店まで打ち続ける体力、そして不屈の精神力。

これらを兼ね備えた人間にしか到達できない、パチスロの向こう側。

そんなオールナイトで2年前あれだけキツい体験をしたのに、その景色を再び見たいと志願した男、やーまる。

「聖闘士星矢を全ツッパしてみたい」

グループLINEにボソッと書き込まれたこの一言に乗っかってきたのがBタイプの客寄せパンダことcenter。

彼はオールナイト童貞であり、一撃万枚童貞でもありと貞操観念の固い古き良き日本男児。

そんな彼が意を決して聖闘士星矢という新基準機屈指の荒波機種に挑もうと言うのだ。

これは是が非でも応援し、共にサンクチュアリを目指そうとオールナイトの心得や決戦への熱意を伝えようとやーまるが真摯にアドバイスしすぎた結果、

centerは怯え、参戦を拒絶してしまった。

その後も何度も説得を試みるが、やれ冬のボーナスが入らないだの、コミケがなんだの、なっちゃんがどうだのと取って付けたような言い訳を繰り返し完全に聞く耳を塞いでしまう。

これだから童貞は困る。そもそもオールナイトだからと言って散々神台だと推していたツイブレには目もくれず、ちょっとかじった程度の聖闘士星矢を一緒に打とうという根性からしてファッション感覚すぎるのだ。コミケだか何だか知らないが一生シコシコやってればいい。

とは言え一人で38時間打ち切るとなると、途中で寝落ちしたりとお店に迷惑がかかる。それは避けたい。

どうしたものか…と悩んでいると

「やーまるさんオールナイト行くんですか?自分もいいっすか?」

と飲み屋をはしごするような軽いノリで参加表明をしてきたのが大都バカ貯金零。

彼女は以前のオールナイトにて、吉宗極で-30万という記録を叩き出している。

過去を振り返らない性格なのか、単純に忘れてしまったのかは定かではないが、とにかくその辺の軟弱な養分とは格が違うストロングスタイルを貫くスロッターである。

そんな貯金零が付いていれば心強い?という訳でやーまるはオールナイト参戦を決意する。

「せっかく行くなら記事にしてよ」

そして超監修のPV数が稼げそうとかいう下心しか感じられない鶴の一声でBタイプ初のオールナイト企画が決まったのだ。

 

 

 

 

旅立ちの零に

本当に軽いノリで参加を決めた零。しかし問題は財布の中身まで軽いということ。

年末に前倒しで振り込まれる給料を全て握りしめて行ったとしても足りなくなる可能性すらある。

そんな時、仕事で行けないだとか本当なのか嘘なのかわからないバシバが三重に行く前に一杯飲みに行こうと誘ってきた。

居酒屋に着くと既に酔っ払ったゴリラが何やら差し出してきた。こいつにバナナ以外の所持品などあるのかと思っていると

アイテムを受け取りますか?

➡はい

いいえ

 

なんと2度のオールナイト経験者からの餞別。Bタイプ創設メンバーとして、死地へ乗り込む二人を黙って見ていることが出来なかったようだ。

資金の乏しい貯金零にしてみれば思わぬ収穫。

 

バシバ

「一応お年玉なんでね、日付が変わったら中を開けてくださいね!きっと助けになりますから。」

 

流石は2度もオールナイトを経験しているだけあって色々とわかっていらっしゃるようだ。

条件は全てクリアされた。

いざ行かん、全スロッター決戦の地へ。

 

 

 

ステージチェンジと本前兆

やっと一年の仕事を納めたというのに、くつろぐ暇もなく三重へ向かい始めたやーまる&貯金零。

腹が減っては戦えない。戦士の腹ごしらえは常識です。

そもそも店について着席するまでにも、長い戦闘があることを我々はよく知っている。

と言ってもまだここは都内ですが。

彼女曰く、おにぎりは飲み物。

道中のサービスエリアにて。まだまだ元気です。

移動中の細かい休息も戦士にとっては大事な戦術。

参加したことのない人はわからないかも知れませんが、三重オールナイトという頭の狂った祭りは単純に長時間打つだけが辛いってわけじゃないのです。

途中寄ったサービスエリアのご当地限定だか有名だかは忘れましたが美味しそうなものも遠慮なく食べちゃいます。

たまごのなにか。美味しかったです。

 

さて、パチスロの楽しみ方の一つとして、滞在モードや設定推測などをする方も少なからずいるでしょう。

西へ移動すること、およそ4時間以上。

関東から東名を使い西に移動すると、静岡県が長いこと長いこと。

こんな県は無抽選だとか訳のわからない例えをしながら進み続け、ようやく前兆である愛知県に突入。

 
結局スロッターが二人も揃えばこういう会話にしか発展しない。

本当にスロット好きなんでしょうね。世間一般ではこういう人を「依存症」などと呼んでいるようですが 僕たち私たちはポップな感じの依存症であるという認識をしています。

結局参加をしなかったcenterを「パチスロ愛が足りない」だとか

「結局あいつはファッション凱旋なんだ」とバシバに愚痴をこぼしたりなどという通常運転と安全運転で三重を目指します。

湾岸地帯を抜けると

天井到達です。

オールナイトというパチスロがあるならば、ステージが三重へ近づいていくたびに状態が通常から地獄におちる感じではある気もしますが、こうなっては後に引けません。

夢は万枚のその先、二人合わせて3万枚という勝手な目標も出来たところで、さっそく下見に向かいたいところだが

 
時刻は30日の朝4時前。当然パチンコ屋など開店していません。

あまりにも早く着きすぎたので暫しの睡眠。遅れて座れなくなるよりはマシなので良しとしましょう。

そして

 

前日体力を満タンにしておいたのにも関わらず、これは痛恨のミスでした。

体調管理もオールナイトでは大事なことです。打ってる最中に鼻水や悪寒が止まらないなんてことは言っていられない。

とにかく常に何か口にしていないと電波を発してしまう貯金零。

腹ごしらえも済ませ、減った体力を再び取り戻した我々が次に行うべき行動は一つ。

ここからがオールナイトという祭りの始まりなのです。

 

 

 

動かざること山のゴトし

はるばる関東からやって来た我々がまず最初にしなければいけないこと、そう下見である。

オールナイト営業は三重県全域の殆どパチンコ店で開催されており、伊勢神宮に向かう参拝者のトイレ確保という建前を完璧に成し遂げている。

彼のような頭も肛門も緩い人間でも安心してお伊勢さんを目指せるのだ。

裏を返せば県全体どの店舗も候補になる為、店選びも大変難しい。大半の店が先着順入場だが、中には並び替え抽選を行うホールもある。わざわざ関東から来て抽選に弾かれましたでは大晦日という一年の締め括りに首を括りたくなるので下調べは入念に。

電話で入場方法の確認をしつつ、やーまる・貯金零両名の狙い台である聖闘士星矢・政宗2の設置があるホールを探し車を走らせる。

数件回ったところで並びが0人な上、星矢と政宗が背中合わせに設置されているホールを発見。

理想は横並びだったが、そんなホールがあるかどうかもわからないのに闇雲に探し回っては悪戯に時間を消耗するだけだ。何より下見という口実の元、今すぐパチスロが打ちたい。

翌日嫌というほど打てるというのに、依存症ここに極まれり。

貯金零は剛衛門に着席。いつも通り軍資金を減らすパターンかと思いきや丁半サイコロの壷振りに取り憑かれたかのような気迫のレバーオンで大量上乗せ。

やーまるはというと、初めて見かけた噂のイミソーレにノータイムで着席。さすが沖スロのメッカですね。

これしか写真がないということで結果は察してください。

貯金零+35k、やーまる-28k。

まぁ少しぐらい勝とうが負けようが翌日の決戦を考えれば毒にも薬にもならないのです。

 

 

闘志と凍死

粗方パチスロを楽しみ手の震えも治まったところで入場の列を伺ってみると未だに一人も並んでいません。まだ30日の15時を過ぎたところなので当たり前です。

しかしここまで来て呑気に打ってる間に先に並ばれ、台が確保出来なかったでは済まされない。まだ誰もいない列を監視する地味な戦いが始まります。


オールナイトなんか関係なく普通に遊びに来てるだけの人達全員が敵に見えてくる疑心暗鬼モード。

何せ星矢は2台、政宗は3台しか設置がないので前に2人以上並ばれてしまうと台確保が確実ではなくなります。

見えない敵との心理戦に耐えきれなくなった我々は我慢の限界を向かえ遂に動き出す。

どこからどう見てもスノーボーダーだが、ここは雪山ではない。

時刻は17時30分。未だ何も準備してない店員さんに無理を言って整列用のカラーコーンを設置してもらった。ご好意で石油ストーブまで用意していただいた。

密かに機を伺っていたライバルたちを出し抜いての強行手段。

虚を突かれた群集が慌てふためいてやってきてももう遅い。

と思っていたが、釣られて並ぶ人間などただの一人もいなかった。

それどころか通りすがる人々の「まじかこいつら」という凍てつくような視線が痛い。完全に見世物である。

たまらず取り出した最強の防寒具、事前にホームセンターで入手したプラチナカイロだ。

冬の雪山でも効果を発揮するこのカイロはオイルを入れ着火するだけで丸一日近く暖を取れる代物だそう。

繰り返すが、ここは決して雪山ではない。

このプラチナカイロが予想以上の効力で寒さが気になることはなかったが、後続の人間がいないことが気になって仕方がなかった。

このまま朝まで誰も来ないんじゃないか。

だとしたら我々は一体何と戦っているんだろうか。

まだスタート地点にすら到達してないというのに。

明日どころか明後日のこの時間も打ってる予定なのだから、この体力の消耗はあまりにも無駄すぎる。

三時間以上の自己嫌悪の末、遂にその時がやってくる。

時刻は21時前。3人目の猛者が現れた。

並び初めて約3時間半でやっと意味のある行為になる。

少しの雑談交わし、狙い台が1ミリも被ってないことを知り愕然とするが、それでも他に人がいるだけで心が強くなれると米米CLUBみたいなことを思っていたら

見ず知らずの我々に温かいお茶を差し入れてくださった。

世間様からしたら年末年始に寝ないでパチスロを打つような人間などキング・オブ・クズみたいな扱いだろうけれども、当事者からしたらもうこれはギャンブルなんていうものを超越した一種のアスリートの領域。

そんな中で受ける差し入れはそれはもう格別に旨い。

ならばこちらもと、何故かトイレに行ったはずの貯金零からビッグを引いたという意味不明な報告を受けたので、後続の方々への差し入れを提案。

全員設定なんか関係ねぇぶっ壊してやるという面構えをした猛者たちばかりですが、ほんの一瞬だけ場が和んだ気がしました。

以前、上様に年貢を納めようと単独で三重に乗り込んだ貯金零。その時はカイロなしの普段着で夜通し並んで死にかけたそうですが、今回は登山家やーまるの全面サポートにより万全の態勢。

地獄、もとい時刻は深夜1時。いくら防寒しているとは言え大晦日の夜。更けるほどに寒さが襲ってきます。

そんな中、ツイートを見たフォロワーさんが挨拶しに来てくださいました。僕らはライターでも何でもない単なる養分。こんなに励まされことはありません。

更には、やがて眠りについた我々を起こさぬようにと気を使い、枕元に差し入れを置いていってくださった方まで。

本当にありがたいです。

真冬の三重で並ぶこと15時間。

遂に決戦の朝を迎えます。気づけば200人近い並びが出来ていました。

貯金零はデリカシーのない人間性を如何なく発揮し8時間近く睡眠していましたが、やーまるは寝たり起きたりを繰り返し既に身体はバキバキです。

いくぞ!なんて意気込んでいますが、本当は今すぐ銭湯にでも浸かり、ぐっすり寝て松阪牛でも食べて帰りたい気分。

そんなこんなでいよいよ実戦です。

とてつもなく前振りが長くなりましたが、これもオールナイトの一部ということで悪しからず。

 

 

いざ、決戦の時

時刻は朝9時。カチコチに固まった身体を引きずるように入場。

無論、入場整理番号は1番と2番。

当然ながら、

狙い台を確保です。

ここから37時間の長い長い死闘が始まります。

ちなみにやーまるは聖闘士星矢をそれなりに打ち込んでいますが、実はファッション大都の貯金零は政宗2ほぼ初打ちです。

彼女もまた一撃万枚童貞であり、それを捨てる夢を果たす為に仕方なくの台選び。本心はきっと大好きなSammyのエウレカA0あたりを選びたかったのでしょう。

すると朝イチから設定差の大きい通常天下道を引き当てる。

どれくらい設定差があるか知らないくせに、知ったかぶりをかまします。

やーまるはというと一発目の海将軍バトル(以下GB)を楽々突破。

が、最低保証と何とも言えないスタート。

しかしひと波掴めば初期ゲーム数など全く関係ないのが聖闘士星矢の醍醐味のひとつ。

ここぞとばかりに薄いところを引いていきます。

 

脳汁が出過ぎてハッシュタグを付け忘れていますが、驚異的な上乗せを見せます。

約1/80で成立するスイカでの上乗せ当選率は約3%。

そのうちの75%が100Gで、300Gの振り分けは残りの25%。

それが2G連続です。ズバリ確率にすると…

0がいっぱい並びそう。

面倒くさいから計算しませんが、どっかのYouTuberだったらレインボーの文字で彩ってサムネてドヤ顔してるでしょう。

とにかく残りG数が約1000Gと超好スタートを決めることに成功です。

 

 
 

次回予告

三重オールナイトというパチスロの聖域にBタイプとして挑むことになった二人。

完全に磁場が狂い壊れ始めた星矢とやーまる。

そして高設定に微かな期待が持てる貯金零の政宗2。

果たしてどんな未来が待ち受けているのか。

そしてバシバのお年玉の中身とは。

後編に続く。

やーまる

About やーまる

カラオケで曲を歌ってる時に流れる映像に出てくるヤケ酒してる男に似てるとよく言われます。

Bookmark the permalink.

2 Comments

  1. Pingback: ダンシング・オールナイト三重34時間実戦(後編) - B-TYPE

  2. Pingback: パチスロ講座に参加して、パチスロと真面目に向き合う会 - B-TYPE

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。