1ヶ月景品生活 ライフライン編③

また頼る

月宮あずる

「ということで最後に残ったライフラインはテレフォンなんだけど」

 

バシバ

「他力本願で生きてる自分にはピッタリっすね」

 

月宮あずる

「そんな風に言わずにさ。人の助けを借りるってのは良い事だと思うよ、持ちつ持たれつ」

 

バシバ

「他人様の力がないと生きられない自分にはピッタリっすね」

 

月宮あずる

「世の中は助け合いだと思うよ。人同士が欠点を補い合ってさ」

 

バシバ

「そんな事言ったってこの東京砂漠じゃてめーの力だけで生きられなきゃなんの意味もないんですよ」

 

月宮あずる

「急になんなのお前……」

 

7月30日

最後に残ったライフラインはテレフォン。普通、ホールに行ったら自分で台を選び自分で打ち始めますよね?

これは違います。自分の意思は関係なく、相手の言われるがままに打つライフラインとなっております。

 

という事で今回助けを求めたのは、

center。

TwitterやB-TYPEの企画で見れる彼はまさに養分。なんですが、実は彼、何を隠そう元専業

専業とは、体よく漢字で表してますが日本国民の義務である労働を放棄した人の事を指します。いわゆる無職。

ちなみに今の彼は元気に社畜に励んでいます。

説明終了。

 

新基準機や規制に次ぐ規制。斜陽産業にターボがかかりまくっている昨今のスロ業界で設定狙いも特にせず、履歴、店のクセありとあらゆる要素がこの台は1だというこぜ1台をひたすらに打っているにも関わらず、なんとスロット人生のトータルは浮いているらしい。

あくまで、らしい……

普段の彼を見ていると何かあればやれA偽だ、萌えスロだ、秋葉原だ。

確かに萌えの聖地である秋葉原なら萌えスロに設定が入る可能性は高いだろうから、萌えスロを打つために秋葉原まで出向くのは何も間違いではないのだろう。けど、どう見ても1の台を打ち続けるのはまた違うと思うぞ……

閑話休題。

今はどこに出しても恥ずかしくない養分の彼ですが前述の通りトータル浮き。

負けに負けを重ね続けトータル浮きなんて手の届かない夢物語の自分からすればゼウスの様な存在なのは間違いなく、とにかく勝ちたい自分からすると土下座をしてでも頼みたい。

そして終盤の1ヶ月景品生活。最後は有終の美を飾りたい、腹を空かせたまま終わりたくない。そんな思いを胸に、電話を、かける。

 

 

 

バシバ

「という事で最後のライフラインをお願いしたいんだけど」

 

center

「任せとけよ。何より俺、バシより年上だからね。俺に任せとけ」

 

バシバ

「あざっす!」

 

center

「今から俺が言う台番に座れば間違いない。いいな?」

 

バシバ

「うっす!」

ホール内は聞き取りづらいのでLINEに切り替えいざ入店。

切り直しての1回目、

 

バシバ

「848台もありません」

 

 

バシバ

「稼働中です」

 

 

バシバ

「末尾9番台がありません」

 

 

バシバ

「514」

末尾4番台もなし。

最早投げやり。

しかしこの「153」番台が引っかかり、

 

バシバ

「centerさんありましたよ!153番台です!」

 

center

「それだ!それを打てば万枚こぜ6今夜は風俗思いのままだ」

 

バシバ

「いや、でもこの時間に放置されていて初当たり確率もエグいですし、こぜ6なんてとても……」

 

center

年上の俺の言う事が聞けないの?

 

バシバ

「うっす……」

 

という感じで打ち始め、1万5000円使った所で、

強MBからのハナビ柄。バジ2のハナビ柄ってアツいですよね。

これが当たっていたら嬉しい。と言うか強MBからの当選って設定差あったし…

 

center

俺の言った通りだろ?

centerのドヤ顔が脳を過る。

いや、そんなまさか、

当たった!

1回だけではサンプルなんてとても言えないが、初当たりが設定差がある所なんてそれだけでテンションはあがるってもので、打ち続ける根拠が出来てしまいます。

これは2連で終わるものの、初当たりに設定差あるところ。

そして今回は年上のcenterさんのライフライン回。これだけの要素が揃えば負ける訳がない。

centerも自分も体育会系出身。体育会系なら年上、先輩は絶対。そして年上、先輩は下を守るもの。

そういう環境で学生生活を送ったのなら、こういう時格好をつけたいもので、間違った情報を言う訳がない。

 

瞳術チャンスも仕留めどう考えてもある流れ。

履歴も前任者より良い傾向であるし、これはお宝台に違いない。

ありがとうcenterさん!Forever!centerさん!真ん中さんよ永遠に!

 

途中上乗せし、流れは抜群。

初当たりは設定差、CZもキッチリ仕留め、当選したARTで上乗せをする。

どうですかこの流れ。完璧でしょう!

これは万枚だ。風俗は禁止されていないし、万枚出して風俗を行こう。それこそが有終の美だ!


そして数時間後……

 

バシバ

「centerさん」

 

center

「おつかれ!どうだった?万枚出た?いやーあの台良かったでしょーあの時の俺、最高に頭ビンビンだったもん。」

 

バシバ

「とりあえず収支送りますわ」

 

 

 

 

 

center

「………」

 

バシバ

「どういうことっすか、景品生活も終わりのこの日に5万負け。最後は有終の美を……なんて思って頼ったのに、どういうことっすか!」

 

center

「まぁそういう時もあるよね!」

 

center

「あと景品生活1日だっけ?最後まで応援してるよ!頑張って!!」

 

ガチャッ

 

バシバ

「あっちょてめー!」

 

年上の言う事が正しいとは限らない。

 

つづく

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バシバ

About バシバ

赤い仮性を始めて早2年、そろそろ一皮剥けたい26歳。

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